
さだまさしさんのコンサートツアー2022「孤悲」が千秋楽を迎えたので、
セトリ&ネタバレありの感想をやっと言えますね!
僕は7月13日のフェスティバルホールと、9月15日の神戸国際会館こくさいホールでこのツアー公演を聴きました。
今回のツアー、最高のセットリストと演奏内容だったのでもっと何回も通いたいところでしたが、2回しか行けませんでした。
映像作品のリリースを待望します!!!!!
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さだまさしコンサートツアー2022「孤悲」
演奏:さだ工務店
ピアノ 倉田信雄
アコースティックギター 田代耕一郎
パーカッション 木村キムチ誠
オーボエ 庄司さとし
ベース 平石カツミ
ヴァイオリン 藤堂昌彦
チェロ 徳澤青弦
ドラムス 島村英二
エレキギター YUMA HARA

セットリスト
①偶成
アルバム『孤悲』収録
②抱擁
アルバム『孤悲』収録
③破
佐田玲子への提供曲。アルバム『夢ばかりみていた』にセルフカヴァー収録
④パンプキン・パイとシナモン・ティー
アルバム『夢供養』収録
⑤道化師のソネット
シングルヒット曲。アルバム『さだ丼』にセルフカヴァー収録
⑥療養所(サナトリウム)
アルバム『夢供養』収録
⑦さだ工務店のテーマ
⑧キーウから遠く離れて
アルバム『孤悲』収録
⑨フレディもしくは三教街
グレープ時代のアルバム『コミュニケーション』収録
さだまさし『帰郷』と『新自分風土記まほろば編』でセルフカヴァー
⑩詩人
アルバム『孤悲』収録
⑪舞姫
アルバム『日本架空説』収録
⑫鷽替え
アルバム『孤悲』収録
⑬孤悲
アルバム『孤悲』収録
(アンコール)
⑭歌を歌おう
アルバム『孤悲』収録
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感想
まず大前提として、ニューアルバム『孤悲』がとても素晴らしく、歴史に残る名盤と言っていいほどの最高の完成度であり、アルバム全体としても収録楽曲1曲1曲も、大変パワーがあるのです。
さだまさしファンは根強いオールドファンが多く、往年のヒット曲を大切にしている方も多いですが、僕は「今のさだまさしが最高」という志向が強い人であり、特にアルバム『孤悲』はストライクど真ん中、「これぞさだまさし!」という感想だったので、コンサートで新曲を生で聴くのを楽しみに行きました。
そして開演早々、エレキギターを抱えて登場したさださんが新曲『偶成』『抱擁』を立て続けに熱唱し、その流れで懐かしいロックナンバー『破』を畳みかける、このオープニングがもうかっこよすぎです!

アルバム『孤悲』の新曲を中心に構成されたセットリストの中に散りばめられた往年の名曲たちの選曲が、僕がさだまさし全楽曲の中でも特に別格だと思っている楽曲から選ばれているのも嬉しかったです。
中でも『療養所』と『舞姫』は最高でした。
※僕は『日本架空説』時代にさだまさしファンになった人なので、『舞姫』はまさに青春の一曲。歌詞、メロディ、アレンジ、歌唱、演奏のどれをとっても、さだまさしのかっこよさが全て詰め込まれた渾身の一曲なのです。『舞姫』のヴァイオリンソロを弾くさださんは最高にカッコイイです!
それと『療養所』!これも個人的にさだまさしの代表曲と思っている一曲ですが、今回久しぶりに演奏されました。セトリ序盤で倉田さんがこの曲のイントロを弾き始めた瞬間、鳥肌立ちましたね。だいたい終盤で歌う事が多いナンバーなのに序盤で『療養所』が出た時点で、「あぁ、今回はさださん渾身のセットリストだな」と思った方も多いのでは。
『療養所』はヴァイオリンの藤堂さんのリクエストで選曲されたとか。同年代の藤堂さんがこの曲のファンという事実を知って、ますます藤堂さん好きになりました(さださんのトーク中に後ろでひたすら爆笑してる藤堂さん、実は客席から注目の的になってます笑)
豪華なセットリストのクライマックスをアルバム『孤悲』の新曲たちで締めくくるところが、さださんの凄いところ。往年の名曲を惜しみなく出した上で、まったく見劣りしない新曲で幕を下ろせる70歳の大御所とか、もうかっこよすぎ!!
『孤悲』ツアーは近年のツアーの中でも特に素晴らしかったので、ぜひとも映像作品リリースお願いします!!