グレープ復活!!


さだまさし、吉田政美の伝説のフォークデュオ・グレープのニューアルバム『グレープセンセーション』が2月15日発売となる。1975年の『コミュニケーション』以来、47年ぶりとなるグレープ名義の新作である。

グレープの最新アー写。解散コンサートのライブ盤ジャケ写と同じポーズという、遊び心いっぱいの一枚!

1976年3月26日 神田共立講堂にて収録されたライブ音源のジャケ写

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1972年に結成し、1973年にシングル『雪の朝』でデビュー、セカンドシングル『精霊流し』が大ヒットし、その後も『無縁坂』などのヒット曲を残しながらも1976年に解散した伝説のフォークデュオ「グレープ」。

さだまさしさんがその後もソロ歌手として第一線で活躍している一方で、吉田政美さんは会社員として歩んできたが、さださんの記念コンサート等に吉田さんがゲスト出演する事でグレープが復活する機会は時々あったものの、グレープ名義のフルアルバムをリリースするのは解散後はじめてのビッグニュースだ。

吉田さんは普段ステージに上がっている訳ではないのに、現役当時より今の方が表現力がアップしていて、はっきり言って凄い!

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近年のさだまさしコンサートでグレープの演奏が収録された映像作品として特筆すべきは、2002年さだまさし30周年8夜連続コンサート「月虹」の第2夜だろう。解散以来、最初から最後までグレープとして演奏したコンサートが、ハイビジョン映像で楽しめる。

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グレープだけでなく、1991年に2人が結成した「レーズン」という幻のユニットの曲も多数選曲されており、しかもどの曲もアレンジや演奏が素晴らしい。

どの曲も70年代当時より圧倒的にいいが、個人的に『笑顔同封』のアレンジは断然「月虹」バージョンが好き。さださんがマンドリンを演奏する『ジャカランダの丘』も貴重な映像だ(昨年のアコースティックコンサートで久しぶりにこの曲を演奏した時は、ギターだった)。

「月虹」はDVDの他にCDでも発売されていたが、DVDのみ、ダブルアンコールの『追伸』が収録されている。この時のアンコールの『掌』と『追伸』は本当にすごい。特に『追伸』のイントロを弾きはじめた瞬間の観客の感動が、映像越しでもはっきり伝わってくるのがすごい。

「月虹」見てない方は、絶対に見た方がいいです。グレープ以外の日も全部最高なので!!

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2002年「月虹」第2夜

一般論としてグレープの代表曲と言えば『精霊流し』と『無縁坂』だろうし、実際に今回のニューアルバム「グレープセンセーション」にもセルフカヴァーを収録している。

僕は個人的にグレープの代表曲は『紫陽花の詩』と『追伸』と『掌』あたりと勝手に主張している。他にも好きな歌は多数あるが『告悔』や『ほおずき』なども名曲だと思う。

『交響楽』や『フレディもしくは三教街』などは、さだまさしコンサートでしょっちゅう聴いてるせいか、「グレープの曲!」という感じがあまりしない(笑)

そう言えばさだまさしソロデビューアルバム「帰去来」に収録されている『童話作家』も実はグレープ時代にライブで演奏されている。

2005年のさだまさしソロ通算3333回記念コンサートを日本武道館で開催した際にも、ワンコーナーだけだがグレープで日本武道館に立っており、貴重な映像作品として発売もされている。

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2夜連続コンサートで各夜2曲ずつの演奏のはずが、騙されて4曲、5曲と演奏するはめになる吉田さんとさださんの軽妙な掛け合いがおもしろいが、演奏の内容は真剣そのもの。同窓会的な懐かしさだけでもじゅうぶん価値があるのに、常に「今2人で表現できるベストの演奏」をストイックに追求する2人だからこそ、昔のグレープより断然今のグレープの方がカッコイイと感じるのだろう。

若い当時はキレがあるが、今はコクがある、という感じ?

僕がグレープを生で聴く機会に恵まれたのは、2006年のまさしんぐWORLD(さだまさしファンクラブ)30周年記念「母を讃えるコンサート」に吉田さんがゲスト出演した時の事だ。

当時話題の新曲として物議を醸していたさださんの新曲『がんばらんば』がライブで初演されたり、渡辺俊幸先生の指揮でフルオーケストラとの共演だったり、盛りだくさんのコンサートの中での「メインディッシュ」として登場した吉田政美さんとともに「グレープ」になるさださん。

「グレープの代表曲」というイメージは全くない『春への幻想』『残像』という渋すぎる選曲で、攻めの姿勢を一切崩さない2人の歌唱と演奏に、当時の僕は鳥肌立ちっぱなし、涙ボロボロ状態だった。

あの日「グレープの新曲です」と言って披露された『さよなら橋』は、後にさだまさしアルバム「美しき日本の面影」に収録されたが、ライブの時とは歌詞がかなり変更されていた。

この時のライブも映像作品が発売されており、『さよなら橋』の変更前の歌詞バージョンもそのまま収録されているのでファン必見!

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「月虹」や「3333」でさえ、最近と思いきやもう20年くらい前の話。

その後も進化し続けてきた2人が満を持して発表するニューアルバム「グレープセンセーション」、これは期待しかない!!


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